ほぼほぼノープラン のんびり過ごすハワイ旅行の準備

アメリカ

近年の円安傾向や海外でのインフレから、韓国や台湾といった近隣のアジア圏が旅行先として人気が上昇しているが、長らく日本人にとって定番の海外旅行は何といってもハワイだった。正直、多くの日本人を魅了する反面、いつでもいけるだろうとハワイを少し見くびっていたところがこれまであった。

しかし、今回は家族の記念日を祝うべく、その希望通り旅行先はハワイへ。高齢の両親を連れての旅行のため、あれこれ計画を詰め込むというより、のんびりと過ごす旅に。とはいえ、事前に準備が必要なものもあるので、出発前の参考になるようにリストアップする話。

ビザ/ESTA

まずはアメリカ合衆国に入国するための手続き。普段、ラテンアメリカで仕事をしていると、不法滞在の身分になったとしてでも、入国許可書類なしでアメリカまで目指す移民の方を目にする機会が多く、その反面、米国へのビザが免除されている日本のパスポートの恩恵は大きい。

ビザが免除されている場合、事前に電子渡航認証システム(ESTA)での渡航認証の取得が義務付けられている。しかし、このESTAは、イラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンへの渡航歴があると、対象外となり、B1/2ビザを取得する必要がある。

以前にイランへ旅行したことがあるため、B1/2ビザを申請。大阪の領事館で面接の予約、185ドルの料金を支払う。指定された面接日に領事館へ。申請者1人1人が個室に呼ばれるのではなく、順番待ちの列が後ろに控える中、それぞれ順番が来たら、ガラス越しに職員と質疑応答をする形式。

イランへの渡航理由などを尋ねられたが、観光での訪問は特に問題ないということで、その場で職員から、ビザは発給されるので、所定の手続きが完了するまでお待ちくださいと案内され完了。後日、正式にビザの発給連絡がメールであり、領事館ではなく、領事館が指定する代理店の事務所でパスポートを受け取り、ビザ手続きが終了。このビザが下りなければ家族旅行どころではなかったので一安心。

残りの家族はESTAの申請。料金は1人21ドル。ビザの方は無事に下りたが、ESTAが通らなければという不安が芽生えるが、それは余計な心配で、オンラインでの申請後、数時間もしないうちに承認されて無事に手続き完了。これだけ早く承認されるのであれば、出発当日でも間に合いそうな気がするが、米政府は渡米日の72時間前までに申請することを推奨している。

航空券

今回のハワイ旅はホノルルだけに滞在。大阪からはハワイアン航空とJALのみが直行便を運航中(2024年12月現在)。残念ながらANAの直行便はなかったが、スターアライアンスゴールドの資格を有効活用するため、伊丹から成田乗り換えでホノルルまでの便を選択。

ANAが定期的に実施する国際線のタイムセールを利用して、少しお買得に航空券を予約。往路は成田での乗り継ぎ時間が少しあったので、ラウンジにアクセスするためプレミアムエコノミークラス、復路は帰国するだけなので、エコノミークラスで予約。ANAのサイトから直接予約すると、比較サイトより割高になってしまうが、それでも往復で違うクラスを選択できるのはメリット。

ベネズエラからの一時帰国がフライト運行状況で予定日に到着できない可能性があるので、ハワイへの航空券は日程が変更可能なタイプを選択し、往路プレミアムエコノミー、復路エコノミーで14万5,480円。タイムセール以外の時は同じ航空券が19万8,020円で販売されていたので5万4,000円ほどお得に予約することができた。

宿泊先(エステ予約)

ピンクカラーがシンボルのロイヤルハワイアンホテル

旅行期間は7泊9日。1週間3食とも外食続きは胃が疲れるので、キッチンのあるコンドミニアムが理想。しかし、ハワイ到着日は、午前中にホノルルに飛行機が着くので、午後のチェックインまでの時間潰しが問題。行き慣れた旅行先ならともかく、初めてのハワイなので勝手がわからない。

都合よくマリオットの無料宿泊ポイントが残っていることに気付く。ホテルであれば、アーリーチェックインをリクエストできるし、それが通らなくてもチェックインまで少なくとも荷物は預かってもらえる。ということで初日はピンク色がシンボルカラーのロイヤルハワイアンホテルの宿泊を予約。予約時にメールでアーリーチェックインの希望も伝える。

ほぼほぼノープランの旅だが、唯一家族からリクエストされたのがエステの予約。到着日はフライトで体が疲れているということもあり、ホテル内のAbhasa Spaを事前に予約。

2日目以降は、Airbnbを通してキッチンのあるコンドミニアムを選択。星の数ほど選択肢があるが、ベッドルームを2つ、キッチン、洗濯機などアメニティを条件付けていくと、かなり絞り込まれていく。オーシャンビューのテラスがあるコンドミニアムが目に留まり、最終日まではこの場所に滞在することを決定。

海外旅行保険

自分自身の保険はクレカ付帯の保険でカバー。家族特約で全員のカバーを目論んだが対象外であることが判明。アメリカの医療費は高額なので、もしもに備えて保険には加入しておく方が賢明。損保ジャパンの新・海外旅行保険off!を利用。

保険料を安く抑えるコツは、オーダーメードプランにして、携行品損害の補償を低く設定すること。ハワイ旅行にはそれほど高額なものを持参するわけではないので、そもそもの持ち物の被害が高くつくことはないと想定。9日間の旅程で費用は1人2,700円

レンタカー

ハワイ滞在中、どこかのタイミングでレンタカーを借りてオアフ島を一週したいと考えていたが、その日の気分以外にも、天気とも相談する必要があるため、渡航前に予約は実施せず。

クリスマスや年末年始のピークシーズンでは、レンタカーの台数に限りがあり手配できないことも予想されるが、繁忙期前の11月中旬から下旬なのでそれほど心配はいらないだろうという結論に至る。

食料品持ち込み

円安下の海外旅行は何かとお財布にも痛手。さらに10日近くの旅行ともなると、外食ばかりでは胃が疲弊するので、節約と健康維持を兼ねて、日本から食材を持ち込む。

アメリカへは肉類はエキスも含めて持ち込み禁止なので、その点に注意して、乾麺やビーガンの加工食品をスーツケースに詰め込む。乾燥稲庭うどんとそうめんは、軽く食事を済ませたいときに重宝。

塩や醤油などの調味料はコンドミニアムに置かれていたが、その他のオリーブオイル、味噌、だしなどの調味料は小さいサイズを日本から持参すると便利。

ESIM カード

これまでの海外旅行では、到着した空港で現地のSIMカードを購入して、携帯電話に入れ替えていたが、いまや技術進歩のおかげでチップを交換しなくても、ESIMで簡単に接続できるようになった。

HolaflyがESIMではよく知られているが、1日あたり約4USドル、8日で32ドルと(=約5,000円)と、チップの交換不要という利便性はあっても、料金にはあまりメリットは感じられず。

基本は滞在先のWi-Fiを使用して、外出時に必要な際、携帯が通じるようにという目的なので、それほどデーターもいらない。SailyのeSIMであれば7日間で1GB 3.99 USドル~というお買得なプラン。また、インフルエンサーらによってプロモーションコードが共有されていることもあり、さらに割引ができることもある。ということで、今回はSailyのeSIMに決定。

万全ではないかもしれないが、ここまでの準んびを整えたら後はパスポートとクレジットカードさえあれば、現地でなんとかなるはず。いざハワイへ出発!

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