関西国際空港を出発してシンガポールを乗り継ぎタイのプーケットまでの道のり。シンガポールからプーケットまではシンガポール航空グループのLCC・スクートに搭乗。人生初めてのスクートでのフライトの話。
ラウンジは利用できず
関西国際空港からシンガポールまではシンガポール航空を利用、同じグループ会社ということで、荷物は最終目的地のプーケットまで運ばれるということ。シンガポールに予定より少し早く到着したので、乗り継ぎ時間にも余裕が生まれる。
プーケットまでのフライトはシンガポール18時15分発、プーケット19時着の1時間45分のフライト。使用機材はAirbus A321 Neo
少し時間を持て余したので、ラウンジで休憩しようと考えたが、スターアライアンスゴールド資格を保有していても、シンガポール航空のグループ社とは言え、スクートがスターアライアンス加盟航空会社ではないので、シンガポール航空のラウンジは利用できないということだった。
関西国際空港からシンガポールのチャンギ国際空港のターミナル1に到着したが、プーケットまでの便はターミナル3から出発。このターミナル移動がかなり時間がかかる。ターミナル間のシャトル列車を利用しても結構歩かなければならない。
17時53分頃、搭乗開始が案内板に掲示されるが、搭乗口はまだ遠い。ようやく辿り着くと、再び保安検査。敢え無く水を破棄。
救世主となるのが搭乗口そばのウォーターサーバー。保安検査で水が没収されても、何か空の容器さえあれば、機内に入る前に水分を確保できる。
LCCのシートピッチは?
保安検査を通過して搭乗手続きのためにボーディングパスを差し出すと、座席が39Bから5Bと随分と前方の方に座席が変更された。真ん中の座席には変わりないけど…。
通路を挟んで3-3列の配席。スクートのシンボルカラーの黄色が、座席のほか、乗務員のユニフォームにも採用されている。
LCCで気になるのはシートピッチ。特に東南アジアのLCCは、小柄な国民が多いせいか、欧米のLCCのシートピッチと比較すると狭いような印象。スクートはというと、ちょうど膝が前方の座席うしろにあたる距離。隣のドイツ人乗客も同じような感じ。狭いと言えば狭いが、窮屈さまではいかない。かつてAirAsiaに搭乗した時の方が窮屈さを覚えたと記憶している。それに比べるとまだましな方。
フィリピン航空でよくみかけた出発直前に冷気が機内に漂う現象がスクートでも起きていた。東南アジアあるあるなのだろうか。
1本の通路を挟んで3-3列ということで、1人の乗客が荷物の収納に手こずると“渋滞”が発生。そのせいもあって、出発の時間が少々遅れる。予定時刻を少し過ぎた18時22分にドアが閉まる。満席の状態ではないが、ほぼ満席という表現が適切な混雑具合。18時37分離陸。
座席変更が原因?食事提供されず
機内の飲食物に関しては基本的にはすべて有料でのサービス。チケットを予約した際に、スクートのホームページで食事を選択したと記憶していたが、それが無料で含まれているのか、あるいは有料なのかは定かではない。
後から気が付くのだが、食事は含まれていたが、どうやら直前に座席が変更となったため、手配されなかった模様。ものすごく空腹を抱えていたわけではなかったので、機内食が提供されれば食べるし、そうでなければ、別に無理をしてでも食事を摂る必用もない程度の満腹感。
座席にはモニターもないので、安全のビデオも流れず、客室乗務員による実演。
夕日が沈んでいく景色の中を飛行していき、いつのまにか辺りはすっかり暗くなってしまった。予定より少し遅れて19時7分にプーケットに到着。
初めてのスクート搭乗、久しぶりのLCC利用だったが、2時間弱ほどのフライトであれば、特に問題なく過ごすことができた。
前述の通り、スクートはスターアライアンス加盟ではないので、ANAのマイルは加算されず。