留学やワーキングホリデー、移住先としても人気の高いオセアニア諸国。正直、今までの人生であまり興味を抱いたことはなかったが、同僚に薦められ、今回の旅先はニュージーランドに決定。パプアニューギニアからの直行便はないため、オーストラリアを経由して向かう。トランジット地のブリスベンまでニューギニア航空を利用したときの話
預け入れ荷物がNZまで直接向かうか？
今回の移動は、パプアニューギニアからオーストラリアまではニューギニア航空、オーストラリアからニュージーランドまではニュージーランド航空を利用。両社は同じ航空アライアンスではない為、ブリスベンで一旦入国して、荷物をピックアップして再度チェックインをする必要があるのかが不明だった。
ニューギニア航空でオンラインチェックインをした際には、最終目的地のクライストチャーチまでの便が表示されたものの、チェックイン手続きができたのはブリスベンまで。これはやはり、ブリスベンでニュージーランド航空のチェックインをしないといけないのだろうか。
そうなると、オーストラリアの入国のためにETAを取得せねばならぬ。ポートモレスビーの空港のチェックインカウンターで荷物をブリスベンでピックアップする必要があるのを確認してからETAを取得するという手もあるが、ポートモレスビーの空港はフリーwifiがないので、事前に手続きをしたほうが賢明と判断。ETA申請費用は20オーストラリアドル（約2,000円）。
チェックインカウンターで手続きをすると、荷物は直接クライストチャーチまで向かうということで、ブリスベンでのピックアップは不要。つまり、オーストラリアへの入国も不要ということになり、ETA手続きは徒労に終わる。
オーストラリアに入国せずに、次便のチェックインおよび搭乗券の入手をどのようにするかは謎だが、ブリスベンに着いてから誰かに尋ねればどうにかなるだろう。
機体はOmni Air International
この日のフライトスケジュールはポートモレスビー10：30am発、ブリスベン1：40pm着の３時間10分のフライト。使用機材はボーイング767ジェット。
定時運行率が50％を切るとも言われるニューギニア航だが、この日は９：40に搭乗開始。搭乗ゲートで再び手荷物の検査が実施されていた。実際には、カバンの中身まで厳重にチェックされる乗客もいれば、質問のやりとりだけで済む乗客も。
搭乗する機体が目に入ったとき、見慣れたニューギニア航空のデザインではなく、”Omni Air International”の文字が機体に表示されている。一瞬、搭乗する飛行機を間違ったかとも思ったが、この日、ポートモレスビーからの国際線の出発は６便のみ。出発ゲートも限られているため、間違う要素がない。
機内に足を踏み入れると、見慣れた水色のクッションとニューギニア航空仕様になっている。これはOmni Air Internationalがニューギニア航空の運行の一部を代理で担っているのだろう。
エコノミークラスは２－３－２席の配列。中央３席のシートにはところどころ空席も目に付いたが、両サイドの２席の列はほぼ乗客で埋まっている。
このOmni Air InternationalはLCCなのか、シートピッチがとてもタイト。隣の乗客との距離感の近さ、膝が前の座席の後部に当たるほどの限られた空間。
搭乗手続きまでは定刻通りだったが、大雨のため出発が遅れる。結局離陸したのは10：54am 許容範囲の遅れ。
機内食の選択肢は魚or豚肉
離陸から１時間ほどしたところで、機内食のサービス開始。エコノミークラスのメニューは魚か豚肉で、前者を選択。焼き魚か煮付けを期待したが、見事に裏切られてフライ魚。
味はまずまず、フライトの下に隠れたソースでご飯が進む。サラダの野菜は新鮮さが感じられなかったのが残念だったが、デザートのチョコレートケーキは赤ワインとも合って、満足のうちに食事が終了。
食事と前後して機内エンターテインメントで仏映画「アメリ」を字幕なしで鑑賞。いつになったらセリフの情緒を感じられるフランス語が身に着くのだろうか。しばらく、遠ざかっているフランス語の勉強のモチベーションを上げる。
映画を楽しんで、１時間ほど昼寝。目を覚ますとすでにオーストラリア上空を飛行。ブリスベンはオーストラリア第３の都市だけあって都会。上空からも中心部の発展した街並みが見渡せる。
１：47pm到着。大雨のために出発は遅れたが、ほぼ定刻通り。ニューギニア航空を通して、Omni Air Internationaという航空会社を知った貴重なフライトとなった。
