マニラ(フィリピン)~アブダビ/エティハド航空(EY423)ビジネスクラス

フライト

休暇で過ごすイギリスに向けて、経由地のフィリピンからはエティハド航空を選択。この航空会社を利用するは初めて。オンライン予約では、往路のエコノミークラスが698.60米ドル、ビジネスクラスが1,139.60米ドルと、料金差が440ドルほどとだったので思い切ってビジネスクラスをチョイス。今回は経由地のアブダビまでのフライトの話。

機内は豪華さはなくシンプルな印象

今回のフライトはマニラを18時35分発、アブダビ現地時刻23時25分着の飛行時間8時間50分のスケジュール。

予定通り17時50分に搭乗開始。ビジネスクラスの利用ということで優先搭乗にて一足先に機内へ。

ビジネスクラスの座席配置

今回のフライトで使用される機材はBOEING 787-10、ビジネスクラスは1-2-1席の配列。ただし、前後の列の席は、座席が向かい合うような形になっている。どの座席が一番快適か?という問題に唯一の答えはないが、進行方向と反対向きの座席には抵抗があったので、最後列の12Kを選択。

座席に着席するやウェルカムドリンクで出迎えてくれた。フィリピン時間では夕方、アブダビ到着も夜なので、遠慮なくシャンパンを頂く。出発が20分ほど遅れたせいか、その間ウェルカムドリンクのおかわりをもう1杯。

座席は座り心地は快適、横幅のスペースはそれほど確保されてはいないので寝返りは打てないが、180度フラットになり機内で横になって休むのには十分。

”お隣さん”の視線が気になることも

唯一気にかかったのが、座席が列ごとに向き合う形で配置されているので、前列の隣の乗客との視線がしばしぶつかることだったが、モニターに集中して映画などを鑑賞している限りはそれほど問題には感じなかった。

離陸の順番待ちが続き、マニラ・ニノイ・アキノ空港を飛び立ったのは19時20分となった。アブダビでの乗り換え時間が3時間しかないので、1時間近く遅れて出発するのはアブダビのラウンジでの滞在時間が短くなるので喜ばしくはないが、仕方あるまい。

機内食の前菜・デザートは満足 メインは期待外れ

エティハド航空ではオンラインで事前に特別食のオーダーをする設定にはなっていなかったので、機内でCAの方がビジネスクラスの乗客1人1人に注文を取りにきてくれた。離陸後45分ほどすると食事サービスの開始。丁度、夕食の時間帯に機内食が提供されるのはありがたい。

前菜はSalmon Milette、メインをPrown biryani でデザートにChocolate marquise を注文。デザートにはバニラアイスクリームも付けてもらうようにお願い。

前菜のサーモンは少し生臭さが残っていたが、ソースと絡めると臭いも弱まりサーモンそのものの味わいが楽しめた。今夜はシーフードナイトだ!とテンションが上がり始めるも、運ばれてきたメインに落胆。エビの焼き飯のようなもののはずだが、見た目はただのご飯。

白米の中を探ると海老がちらほら隠れているのを発見。見た目の第一印象を上げるには、海老をご飯の上にトッピングした方がよい気もするが、これが伝統的な盛り付けなのかもしれない。味付けはスパイシーでナッツが食感のアクセントとなり見た目ほどの失望は広がらなかったが、前菜で上がったテンションはややがた落ち。

デザートはムースのようなものを想像していたが、どちらかといえばチョコレートスポンジケーキにチョコレートソースが添えられている一品。注文通り、バニラアイスクリームも添えられていて、こちらは満足。

食事も済み、せっかくなのでもう少しお酒を楽しもうという考えも一瞬頭をよぎったが、ウェルカムドリンクでシャンパンをグラス2杯すでに飲んでいたので、ここはおとなしく煎茶で食事を終える。

煎茶が砂糖と一緒に運ばれてきたのには驚かされたが、マドラーも一緒だったので、砂糖を混ぜて煎茶を楽しむ乗客もいるということだろう。さらなる甘味としてゴディバのチョコレートも添えられていた。

このマドラーのデザインが目を引いたのだが、カトラリー、グラスはアルマーニ/カーザの製品だった。どうりでデザインが洗練されているわけだ。

アメニティもイタリアランド

ビジネスクラスで配られたアメニティポーチはイタリアの老舗ブランドACQUA di PARMA社の製品。アルマーニ/カーザに続き、エティハド航空はイタリアブランドとのコラボがお好きなようだ。

歯ブラシ、ハンドクリーム、香水、アルコールジェル、アイマスクなど過不足ないラインナップ。このポーチは革で洗練されたデザインはさすがイタリアのブランドという印象。

アメニティキットには感動させられたが、機内エンターテインメントを楽しむお供となるヘッドセットは名の知れたブランドのものではなくごく普通。

搭乗から食事の途中まで「After Sun」という映画を1本鑑賞後、ベッドメイキングをして就寝。朝早起きだったせいなのか、あるいはシャンパンが回ってきたせいなのか5時間ほど熟睡。思ったよりぐっくり休めたので、他の映画を見たり、追加の食事サービスを楽しむ間もなく、23時13分アブダビに到着。出発は少し遅れたものの、到着は予定時刻より少し早くなっていた。初めてのエティハド航空は、快適な空の旅と記憶に刻まれた。

ANAマイルの獲得数は?

エティハド航空はどのアライアンスにも加盟していないが(2023年7月時点)、嬉しいことにANAと提携しており、ANAのマイルを加算できる。

今回のマニラ~アブダビ間のビジネスクラス・Dクラスでは5,440マイルを獲得。スターアライアンス加盟社ではないので、プレミアムポイントは加算されず。

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