一足先に?10月からクリスマスムード漂うベネズエラ

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2024年も残すところ後2カ月ほど。ベネズエラで暮らす街は、年中を通じて気温があまり変化せず、雨季と乾季に分類されるくらいで、乾季の間も時折雨が降るので、天候から季節感は伝わらない。ハロウィン、感謝祭、ブラックフライデー、クリスマスと年末に向けて盛沢山のイベントがどのように盛り上がっていくのだろうか。

早くもクリスマス期間がスタート

10月末のハロウィン、11月の感謝際に続くブラックフライデー、そして12月のクリスマスとイベントカレンダーが頭にインプットされているが、10月下旬を迎えてもベネズエラの街中で、ハロウィンを楽しむべく、仮装やかぼちゃ関連のグッズを目にすることはあまりない。

アイスクリーム屋でみかけたハロウィンの飾り

ベネズエラ人の同僚によると、ハロウィン当日に仮装したり、パーティーに興じたりする習慣はないようだ。

隣国のコロンビアで働いていたときは、オフィスにまでハロウィンのデコレーションが施され、デスクの周りが飾りでごちゃごちゃされるのが迷惑で、同僚とひと悶着あったのだが、ベネズエラではそんな様子はないので助かる。

盛り上がりを全く見せないハロウィンに替わって、街にはクリスマスのデコレーションがちらほら見え始める。まだ10月だぞ!と内心叫んでいるが、1年で最も大切なイベントのクリスマスともなると2カ月以上も前から準備に取り掛かるというのか。

普段の仕事やその他のこともこれくらい前もって準備する習慣がベネズエラにあれば、駐在生活ももっと楽になるのだが、それは別の話。

ハロウィン当日も、街で仮装している小さな子供を数人みかけたくらいで、あまりイベントとしては盛り上がっていない。

検問所もデコレーション

国境沿いの街は、各所に警察や軍による検問所が設けられ、行き交う車両のチェックに余念がない。普段は、緊張感を与えられる検問所だが、この時期は、そのポイントもクリスマスモードに。さすがに写真を撮るわけにはいかないが、検問所がお祭りムードになったからといって、チェックが緩くなることはない。

10月からクリスマス期間がスタートするのにはちょっぴり違和感を覚えるが、なぜこんなにも早くからクリスマスモードになるかといえば、大統領令によって10月1日からクリスマス期間がスタートすると宣言されたから。

2024年の措置であって、同僚の中には、さすがに10月はまだちょっと早い印象を受けるという人も。11月くらいから徐々にクリスマスに向けた準備が始まるのが、通念の風習のようだ。

天候は気温が月日とともに低下していく様相はないので、半袖のままクリスマスの日を迎えられそう。年末にかけてクリスマスがどれくらいの盛り上がりを見せていくのか。せっかくの駐在生活期間なのでしっかりとウォッチしていこう。

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