円安海外海外旅行で楽しむショッピング ハワイのお土産は?

アメリカ

日本円が安くなろうと、航空券とホテル代は捻出して海外旅行を楽しむのは止めたくない。しかし、現実問題、かつての円高時代と比較すると、海外での高級ブランド品購入が、日本よりお得感が増すことはあまりなくなってきている。

かつて友人がハワイは安いからと、旅行の度に日用品をごっそりとスーツケースに詰め込んで帰ってきていたが、もはやそんな時代ではないのだ。円安に加え、アメリカのインフレの加速は、ショッピングを気軽に楽しめるような状況にはしてくれない。そんな逆風の中ではハワイでの買い物の印象と購入品を紹介する話。

アラモアナは期待外れ

クリスマスムードのアラモアナセンター

ハワイの買い物といえば、やっぱりアラモアナセンター ハワイ通でなくても知っていると言っても過言でないショッピングモール。ハワイ土産に加えて、トラベルハイのテンションで物欲に火が付くかもしれないと期待して向かう。

レンタカーで駐車場に入ると、一瞬、定休日なのか、ショッピングセンターそのものが閉鎖されているのかという印象を受けるくらい、薄暗い空間が広がる。さすがにこの辺りに駐車する気にはならず、奥へ奥へ。

少し灯りも付いて、車とともに人の流れも。

ハワイ旅を実感するべくアラモアナセンターに入店。所々にクリスマスのデコレーションが施されて、ショッピングムードが高まるはずが、なんだかイマイチ。高級ブランドもテナントとして入店しているが、ショッピングモールの構造のせいか、アウトレットのような印象を受ける。何店舗が入店してみたが、ときめくものには巡り合えず。また、探し物はアラモアナセンターにはなく、日本人の案内係りの方が、近くのウォールマートに取り扱いがあると教えてくれたので、結局、アラモアナセンターではフードコートで少しお茶をして終了。

ハワイ旅の唯一の期待外れとなってしまったのが、このアラモアナセンター。同じショッピングモールならば、ロイヤルハワイアンセンターの方が、新しさもある上、高級ブランド店も路面店のような構えになっており、格式ある雰囲気を感じさせてくれるので、ウィンドウショッピングでも楽しめた。

ウォールマートなら、ライオンコーヒーは約9ドルで販売

ウォールマートまで歩いて向かい、探し物をゲット。ついでに家族がばらまき用のお土産も購入。みんなの味方ウォールマート!お買得商品も多くて、アラモアナセンターよりも楽しめる。

円安の影響で日本での買い物の方がお得?

ルルレモンのパンツは128ドル

ハワイ土産というわけではないが、せっかくアメリカを旅するのであれば、北米発祥のブランドをお買得に購入したいと思い、ルルレモンとパタゴニアに目星を付けていた。ところが、ここでも円安の影響で、現地の商品価格は日本での購入価格より高くなるというオチ。ハワイを訪れた2024年11月下旬の為替レートは1ドル=約150円前後。狙っていたルルレモンのABCパンツは、ハワイで128ドル(=約19,200円)。日本国内では17,800円で販売されているので、アメリカで買う価格面のメリットは残念ながらなし。憎し円安。

ルルレモンの他、パタゴニアでブラックホールMLC45Lのバッグをハワイで少しお買得に購入できればと期待していたが、日本での販売価格が33,000円に対し、アメリカは239ドル(=約35,850円)!! こちらは、オンラインで価格調査をしただけなので、州の税率によってハワイでの商品価格が異なる可能性は残されていたが、それにしても円安のせいでお得感ゼロ。ということで、パタゴニアに関してはショップを訪れること自体を断念。悲しき円安海外旅行。

ホールフーズのプライベートブランドに注目

ホールフーズのショッピングバック

アラモアナセンター、ルルレモンにパタゴニアと買い物で気分が上がるどころか、円安のせいでどんどんと気持ちが沈んでいきそう。そんなときは現地のスーパーで気分を晴らそう。トレーダージョーズ、ダウントゥーアース、ホールフーズとはしごしたかったが、時間の都合上、ホールフーズだけを訪れることに。

ホールフーズのプライベート365

イギリスの住んでいたときに、時折ロンドンに出向いた際に利用していたホールフーズ。最後に利用したときには見かけなかったホールフーズのプライベートブランド365の商品が充実している。アメリカのインフレの影響なのか、ホールフーズのような高級スーパーもお手頃な自社ブランド製品を展開するようになっている。消費者としてはありがたい話。確かにこのプライベートブランドの製品は、決して格安というわけではないが、購入を躊躇する価格ではないのが嬉しい。おやつ用にナッツを購入。結局ハワイ滞在中は食べる機会がなく、ココナッツオイルとともに、日本へ持って帰ることに。

ハワイで購入したお茶

現在の居住地のベネズエラはコーヒーの種類が充実しているので、ハワイではコーヒーよりもお茶に手が伸びる。ワイキキマーケットでは、ユニークなブレンド茶を見かけたので購入。ホールフーズではオーガニックのお茶を調達。ハワイらしさはないかもしれないが、ハワイを思い出させる品として、ティータイムを楽しもう。

スターバックスのBeen there series

アロハシャツやアイランドスリッパには目もくれず、食料品を中心にハワイの土産を選んでいたが、唯一スターバックスのBeen there seriesだけ、ハワイらしい一品として日本に持ち帰ることに。18.80ドル クレジットカード払いで適応された為替レートが1ドル=160円ということで3,000円もしてしまったが、唯一のハワイらしいお土産なので、大目に見よう。

旅行中は気分が上がって、物欲も掻き立てられてしまうのが常だが、それを許さない昨今の円安。そんなご時世でも、海外旅行に出かけられるだけでも十分だが、ショッピングではあまりお買得感を得られないのがちょっぴり残念。選択と集中で、自分に合ったハワイならではの商品を見つけて、円安海外旅行のショッピングを楽しでもらいたい。

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