大阪 ~ イスタンブール (トルコ) /ターキッシュエアラインズ(TK87)エコノミークラス

フライト

日本への一時帰国を終えたら、駐在先のベネズエラまでターキッシュエアラインズを利用して戻る。トルコ・イスタンブールを経て、最終目的地のカラカスまでの長時間フライトは、2024年5月に赴任した際にも搭乗した便。1年に複数回、このルートを利用することになるとは想像もしていなかった。前回はチェックインに時間がかかったのと、ビザの確認でひと悶着あったことが思い出されるが、今回のフライトはスムーズにいくか。関西国際空港からイスタンブールまでの搭乗記を紹介する話。

優先チェックインでスムーズに手続き終了

ターキッシュエアラインズのチェックインカウンターには長蛇の列

今回のフライトTK87便は関西国際空港を午後10時30分発、イスタンブール国際空港には翌日午前5時40分着の13時間10分のフライト。使用機材はボーイング787-9

半日以上、飛行機に乗ってたどり着くのが、行く先のまだ半分。日本から南米への移動は文字通り体力勝負。

出発3時間前にチェックイン手続きがスタート。ターキッシュエアラインズは人気なのか、乗り継ぎが便利なせいで利用客が多いせいか、いつもチェックインカウンターには長蛇の列。通常の手続きなら、気の遠くなるような待ち時間になるが、ここはスターアライアンスゴールドの資格で優先チェックインの恩恵に預かる。

ビジネスクラスを含めた優先チェックインカウンターは窓口が3つ設けられていたので、前に数人すでに並んでいたが、スムーズに手続きが進み、19時45分にチェックイン完了。前回は、このチェックイン手続きにかなり時間がかかり、優先チェックインの意味を成していなかった。その搭乗記はこちら。

今回は、チェックイン手続きがスムーズに進んだ上、保安検査のファーストレーンチケットまで頂くことができたので、検査もスイスイと通過。

保安検査のファーストレーンチケット
混雑の列がない保安検査の優先レーン

スターアライアンスゴールドの資格のおかげで、時短でチェックインが済み、ゆっくりとラウンジでくつろぐ時間を確保できた。

耳栓とアイマスク持参で快適に過ごす長時間フライト

ターキッシュエアラインズのエコノミークラス

午後9時40分、搭乗開始。出発時刻が予定より15分ほど早まっていた。ここでもスターアライアンスゴールドメンバーとして行列を避けて優先搭乗。今回は、この資格の効果が最大限に発揮され、実にストレスフリーに搭乗まで進めた。

エコノミー席は3-3-3の配席。搭乗率はチェクインカウンターの行列からもある程度予測はできていたが、95%前後といった具合。定刻通りにドアが閉まり、5分後にはプッシュバック開始、さらに10分後に離陸と順調なフライトの滑り出し。離陸とともに、いつものようにすぐに眠りに落ちてしまった。

この日本からトルコを経由してベネズエラまで向かうフライト、乗り継ぎ時間が長いのも去ることながら、それぞれのフライトが約13時間とかなりハード。前回は機内で十分に休むことができなかった経験から、機内で快適に過ごすべく、アイマスクと耳栓を持参。

ターキッシュエアラインズのエコノミークラスのアメニティ

ターキッシュエアラインズはエコノミークラスにもアメニティが提供され、耳栓とアイマスクも含まれているが、より快適さを求めて、ネットでアイマスクと耳栓をそれぞれ購入。

持参したマイアイマスクと耳栓

アイマスクは、後頭部にかかるベルトの部分があまり好みのタイプではなかったが、目の周りのクッション素材のフィット感はなかなか快適。耳栓はこれまで、音を完全に遮るものという概念だったが、完全にブロックするのは不可能であり、飛行機内に響くエンジン音など騒音の一部をカットするという機能の耳栓は、新しい扉が開いたような感覚に陥った。

完全に静かになったというわけではないが、不快な音が遮られ、心地よい睡眠に誘導してくれる。深夜便という要素を考慮しなければならないが、それでもこのアイマスクと耳栓のおかげで、8時間近くしっかりと機内で睡眠を取ることが出来た。

ターキッシュエアラインズは機内の空調加減も絶妙。北米系のエアラインの場合、機内が凍えるほど寒いことがしばしだが、この関空からイスタンブール行きの便は、機内で配布される毛布1枚にくるまれば、快適な温度設定。

アメニティで配布されるグッズも便利だが、やはり身銭を切って持参した品は格別。長時間フライトに限らず、これからも旅のお供になりそう。

快適な睡眠のせいで、映画はほとんど楽しめず、トルコ映画の「Ayla」を一本鑑賞したのみ。朝鮮戦争時にトルコ軍が関わっていたことを映画を通して初めて知った。

ターキッシュエアラインズの朝食の日本食が最高!

離陸後の夕食 

ターキッシュエアラインズの楽しみは何と言っても機内食。空腹でなかろうが、眠かろうが試す価値はある。前述のように離陸してから、すぐに寝落ちしてしまったが、機内に漂うパンの香りに、嗅覚が研ぎ澄まされ目を覚まさせる。

夕食のメニューは牛肉かうどんの選択肢。さすがにこの時間に肉を食べる気にはならず、うどんをチョイス。

かけうどんのような汁物だったら最高だが、残念ながら焼うどんスタイル。ゴマ油が効いていて、少し濃い味付けだが、肉に比べれば胃への負担も少ないだろう。付け合わせにインゲンとトマトのサラダが絶品。日本料理でインゲンとトマトが組み合わさるのはあまり馴染みがないが、トルコ料理だろうか、素晴らしい組み合わせ。

日本食の朝食メニュー

イスタンブール到着まで2時間ほどあまりを残した時点で、2度目の機内食サービス。和食の朝食を選択。

見るからに優しそうな味わいの和食。ご飯があるのにパンがサーブされるという疑問は置いて、魚の煮つけ、それ盛り付けられる各種野菜のマイルドな味わい、別皿に盛られたほうれん草のおひたしにはあっぱれ。日系のエアラインのビジネスクラスで提供される機内食のレベルといっても過言ではないくらいのおいしさ。

この機内食が文字通り、日本を去る前の最後の日本食となった。強いて言えば、このメニューが1回目の機内食でもありかな。

クリスマスのイルミネーションが彩るイスタンブール国際空港

飛行中は所々気流の影響から、機体がかなり揺れたが、トルコ時間の午前4時17分、イスタンブール国際空港に到着。予定の午前5時40分よりかなり早く到着。

イスタンブール国際空港のターミナル内には、師走まであとわずかということで、ところどころにクリスマスのイルミネーションが旅行客を迎えてくれる。

ANA2,821マイル獲得

ターキッシュエアラインズはANAと同じスターアライアンス加盟社なので、今回のフライトでもANAマイルを申請。大阪からイスタンブールまでエコノミークラス(V)で2,821マイルを獲得。

マイルで夢のファーストクラス搭乗にまた一歩前進。

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