7泊9日のハワイ旅、航空券を予約したら、次はホテル探し。滞在期間が少し長めなので、できればキッチン付きのコンドミニアムが理想。問題はチェックインの時間。ほとんどの宿泊先は午後2時か3時がチェックインの時間となっており、飛行機が午前9時台にホノルルに到着するので、それまでどのように時間を潰すか悩んでいたところ、マリオットの無料宿泊特典の存在を思い出す。
この特典を使って1泊目をホテルに滞在すれば、少なくともチェックインまでは荷物を預かってもらえるので、チェックインまで時間潰しも荷物なしで身軽にできそう。あわよくば、アーリーチェックインのリクエストが通れば、そのままホテルの部屋で休んで、フライトの疲れを取ることができるかもしれない。
2日目以降はキッチン付きのコンドミニアムに移動して旅の最終日までハワイに暮らすように滞在を楽しもう。ハワイでそのピンク色がアイコンのロイヤルハワイアンリゾートとAirbnbを通じてコンドミニアムにステイした話。
アーリーチェックインに成功 窓からはダイアモンドヘッド&ビーチ
日本を出発する前に、到着日当日のアーリーチェックインをメールでリクエスト。当日の予約状況によるので、確約はできないができる限り要望に応えられるようにするということだった。
日本からのフライトは定時にホノルルに到着したので、そのまま空港からUberでホテルまで。
ホテルに到着するや、ホテルの従業員の方から「アロハ」とレイを首にかけてもらう。ハワイ感が一気に高まる。初めて身につけた本物のレイは少し重さも感じられる上、活花の優しい香りが漂う。
フロントにてフライトが順調で少し早く到着したと伝え、メールで依頼したようにアーリーチェックインができるか確認してもらう。幸運なことに、すでに部屋の準備はできているということで、午前中にチェックインすることができた。ついでにレイトチェックアウトの可能性も尋ねてみると、これは明日にならないと判明しないので、翌日の8時くらいにフロントに問い合わせてということだった。
ハワイのシンボル的な存在でもあるロイヤルハワイアンリゾートはそのピンクカラーが際立っているのは言うまでもないが、ホテルの各部屋の木彫りの扉に注目。ハワイのデザインの彫刻が施され、木のぬくもりとともに、重厚感が漂う。
手配された部屋はHistoric Wing と呼ばれる棟で、部屋からはダイアモンドヘッドとビーチも見え、テンションが上がり、フライトの疲れが一瞬、和らぐ。とはいえ、深夜便だったので、アーリーチェックインの恩恵を活かして、一旦はホテルの部屋で休憩。
ロイヤルハワイアンリゾートは、1927年創業の老舗ホテル。その歴史はワイキキでも3番目に古く、王家ゆかりのホテル。その歴史を体感すべく、宿泊客を対象に館内ツアーが英語・日本語でそれぞれ各曜日に実施されている。宿泊した当日は、英語のツアーの日だったが、あいにく既に定員に達していた。この館内ツアー以外にも、レイやブレスレット作りのワークショップも随時開催されており、ホテル内で存分に文化体験ができる。
休憩を終えてからの時間帯にブレスレット作りがスタートするということで参加。花をねじって括り付けるコツを掴むのに少し時間を要したが、なんとか完成。夢中になりすぎて、完成品の写真を撮り忘れてしまった。
ビーチタオルもピンクのボーダー柄
ハワイ到着初日なので、いきなりビーチで日焼けするというよりは、ホテルのプールでリラックス。ピンクがシンボルカラーのロイヤルハワイアンリゾート、ピンク色のパラソルにビーチタオルも同色のボーダー柄。
プールはホテルの規模からすると、少しこじんまりとした印象を受けるが、多くの宿泊客はビーチを好むせいなのか、それほどプールサイドは混雑しておらず、静かにリラックスできる。
本来であれば、午後の今頃の時間がチェックインだが、その前に部屋で軽く昼寝も済ませ、ワークショップに参加、プールでのんびりと、アーリーチェックインのおかげで早速、充実した時間を過ごすことができている。
ほぼほぼノープランのハワイ旅行の唯一の事前計画といってもいいくらいのSPA!ロイヤルハワイアンリゾート内にあるアバサスパのトリートメントを日本を旅経つ前に予約。
施術を受けた家族によると、担当してくれたセラピストは日本人の方でコミュニケーションも問題なく、大満足ということであった。
円安海外旅行の洗礼 カクテル一杯7,000円超え!?
ハワイ初日ということで、アクティブに街に出かけて夕食を楽しむという気分にはならず、せっかくのロイヤルハワイアンリゾート滞在なので、その雰囲気を存分に堪能するためにも、夕食はホテル内のバー「Mai Tai」で頂くことに。
予約はしなかったが、12月のホリデーシーズン前ということなのか、それほど混雑はしておらず、席を確保することができた。ライブミュージックが流れ、海からの潮風を感じられるロケーションは最高。
旅の疲れなのか、誰もそれほど空腹感はなかったので、軽くフレンチフライ、サラダにガーリックシュリンプを注文。せっかく雰囲気のよいレストランなので、飲み物はカクテルにしようとメニューに目をやると、「Ali’i Mai Tai」というラム酒がベースのものがお値段なんと、40ドル!今の為替レート(2024年12月)で6,000円を超える。さらにチップ20%を含めたら、カクテル一杯で7,000円超えの価格。早速、円安海外旅行の洗礼を受ける。
あれこれ凝った料理より、結局のところ一番わかりやすいフレンチフライが家族の中で最も好評だった。4人での夕食はチップを入れて約200ドル 円換算すると3万円超えだが、ホテルでの夕食ということを考慮すれば、比較的抑えられたのではないだろうか。
朝食はロイヤルハワイアンベーカリー
日本とハワイの19時間というほぼ1日近い時差のせいか、深夜便で移動しても不思議と時差ボケは起きず、夜もぐっすりと眠れた。翌日、快晴の朝を迎えたが、一向に誰も起きてくる気配がない。
ひとまず先に、フロントに向かいレイトチェックアウトのリクエストを入れる。アーリーチェックインに続き、リクエストが通り、午後2時まで滞在OKということになった。次のAirbnbのチェックインが午後3時なので、直前までホテルで過ごせるのはありがたい。Airbnbの方にも30分チェックインを早めてもらえるよう依頼したら、こちらも承諾してもらえ、ホテルをチェックアウトしたらその足ですぐにコンドミニアムへ迎えるようになった。
一連の手続きをしている間に、ようやく家族が起床して、朝食へ。今回の宿泊プランには朝食は含まれていないので、ロイヤルハワイアンリゾート内のベーカリーか、外に行くか。
せっかくのホテルステイ、施設内のベーカリーでのんびりと。ホテルのレセプション近くの一画にあるロイヤルハワイアンベーカリー。座席数はそれほど多くないけれど、この日の午前9時ごろは、レジには列ができていたが、テーブルは空いていた。チェックインの際に頂いた、バナナマフィンの引換券とともに、コーヒーで朝食。
中庭の緑を眺めながらの朝食は、なんとも優雅な気分。パンのおこぼれを目当てに小鳥の姿まで。ワイキキの中心部にもかかわらずその喧騒から隔てられた空間は、のんびりした滞在に最適。
朝食の後は、ジムで軽く体を動かしてプールでリラックス。
1日だけの滞在だったが、ロイヤルハワイアンリゾートにはまた戻ってきたいと思わせる魅力があった。今回はアーリーチェックインとレイトチェックアウトが両方叶ったので実質24時間以上滞在でき、大満足のうちにホテルを後にできた。
Airbnbでオーシャンビューのコンドミニアムにステイ
ロイヤルハワイアンリゾートをチェックアウトしたら、2日目から最終日までは、Airbnbを通じて予約したコンドミニアムに滞在。星の数ほどある宿泊先から、寝室2部屋、オーシャンビューのテラスを条件に絞り込み。2-3つほど候補が挙がり、日程を検討しているうちに、第一候補には他の予約が入ったので、第二の候補で決定。
Airbnbの宿泊先は、時折、写真ではよく見えるが、実際の物件とのギャップがあることも発生するが、今回の滞在先はほぼ写真で紹介されている通りだった。
宿泊先の条件にした、オーシャンビューのテラスは、朝食を摂ったり、読書をしたり、あるいはただ海を眺めるだけに過ごしたりと、有意義な空間。
長期滞在にはキッチン、洗濯機付きがお勧め
3泊4日くらいまでの旅行ならば、滞在中は洗濯もせず、着る服を全て持ってくるという選択肢が賢明かもしれないが、さすがに1週間の滞在ともなると、持ってくる荷物を減らす観点からも、宿泊先に洗濯機が付いていたほうが断然便利。さらに、ハワイでビーチを楽しむのであれば、水着やビーチタオルを洗濯する必要が出てくるので、洗濯機の使用回数も増える。
今回の滞在先は、Airbnbに掲載されている洗濯機から新調されて、乾燥機ともどもAI機能が付いているモデル。
コンドミニアムの共有の洗濯機やコインランドリーではなく、いつでも好きなときに使用できる自室の洗濯機・乾燥機は長期滞在には必須。
また、キッチンも長期滞在にはマスト。料理はしない、食事はすべて外食というポリシーがあるならば別だが、軽く食事を済ませたい時、あるいは朝は外にでかけるより、テラスでのんびり朝ごはんというときにも、食事を準備することもできるので、キッチン付きの宿泊先がお勧め。
円安海外旅行では食事代も高くついてしまうのが実情。節約の面からもキッチンがあれば、日本から食材を持参して自炊すればお財布にも優しくハワイを楽しむことができる。
今回のハワイ滞在では、ロイヤルハワイアンリゾートとオーシャンビューのテラスのあるコンドミニアムの両方にステイして、それぞれのメリットを存分に味わえた。旅の目的や日程に合わせて、宿泊先もうまく選択するのがよいだろう。