日帰りトリップ@ベネズエラ

ベネズエラ

ベネズエラに赴任して1カ月ほどの月日が経過。生活に少し慣れ始めたと同時に、新生活で張り詰めていた気持ちから疲れが出始めていた頃、幸運なことに祝日があり週末と合わせて3連休となったので、同僚と日帰りトリップへ。ベネズエラ西部の小さな2つの街を紹介する話。

豊かな自然に歴史を感じるサン ペドロ デル リオ

町の中心部の広場には木陰が広がる

ベネズエラ人の同僚から、まず訪れるべきとお勧めされたサンペドロデルリオ (San Pedro del Rio)。周辺の地元の人たちも週末に、自然のなかの静かな場所で昼食を食べたり、川遊びをしたりする場所のようだ。

サンペドロデルリオの所在するタチラ州は、コロンビアとの国境沿いに面している。

中心地には教会が訪問者を迎える

町の中心地には青と白で彩られた教会が訪問者を出迎えてくれる。その配色は一瞬、ギリシャのサントリーニ島を彷彿とさせるが、背後に広がる景色は大海原ではなく、緑豊かな山々。

その雰囲気から歴史を感じさせられる。それもそのはず、1840年にこの町が形成されたようで、200年近い歴史を要する。そのせいか、中心部には天井が高く、中にはパティオの空間が広がっていそうな家々が立ち並ぶ。

お土産さん通り

チャーミングという言葉がぴったりの街並みだが、連休にも関わらずそれほど観光客の数は多くなく、ごちゃごちゃしていないのが、町並みを一層映えさせている。

中心の広場周辺には飲食店が点在するが、少々強気の観光客向けの値段設定。通路を1本2本と中心から離れていくと、その価格も下がり、地元感が漂うレストランで少し遅めのランチ。

通りの傾斜と並行するような花

旧市街というような表現もできるだろうが、街というよりは村といったほが規模感がぴったり。半日くらいかけてゆっくりと周辺を歩いてみるのもよさそう。

観光地というだけあって、どの家の軒先も植木や花で彩られ、訪問者を迎える。

この雰囲気を引き立てるカフェなどは見つかったが、いくつかあった民芸品店は、その商品のクオリティは正直なところちょっと期待外れ。

任期を終えて、本国に帰国する同僚が最後のお土産を購入する必要があるということで、よりよいお土産のクオリティを求めて別の町へ移動。

大賑わいのぺリベカ

ぺリベカのシンボルの教会

サンペドロデルリオから30キロほど離れたぺリベカ(Peribeca)へ移動。車だと1時間ほど。

サンペドロデルリオは町の中心部の広場に路駐できたが、ぺリベカは町に近づくにつれて車の交通量が増え、賑わいが想像される。

町の中心地に駐車することはできず、少し手前の有料駐車場を利用して、中心地まで徒歩で散策。

先程のサンペドロデルリオとは打って変わって、人、人、人。近くの主要都市サン クリストバルの近郊ということもあり、週末はいつも賑わいをみせるという。

ぺリベカの土産物通り

こちらもサンペドロデルリオに負けないくらい、チャーミングな雰囲気のある町並みだが、その雰囲気よりも何よりも、人の多さに少し気分が酔いそうなくらい。

ランチタイムを過ぎたというのに、どの飲食店もまだまだに多くの客で賑わっている。

土産物店も数多く軒を連ねており、確かにサンペドロデルリオと比較すると、商品の種類、クオリティは断然上。

ぺリベカのマグネット 

まだ赴任がスタートしたばかりなので、これから帰国するため、土産物を買い漁る同僚を尻目に、町の中心部のシンボルである教会のマグネットだけ購入。

週末の日帰り旅行だが、小さな町でも旅情を掻き立ててくれる趣のある雰囲気が漂う場所がベネズエラにもいくつかあることが分かり、機会があえばまた、赴任中に色々と探索してみよう。

タイトルとURLをコピーしました