10年ぶりに年始を日本で過ごし、お正月の雰囲気を存分に楽しんだ後は、これまた数年ぶりに体感する冬の気候に体が堪える。しばらく、寒さから逃れるために東南アジアへの逃避を計画。久しぶりにANAの国際線に搭乗してマレーシアに向かう話。
非常口付近の座席で足下のスペース確保
今回のANAのNH815便は成田17時25分発、クアラルンプール翌日午前0時15分着の7時間50分のフライト。マレーシアを訪れるのも10年ぶりくらい。7時間を超えるフライトの場合、ビジネスクラスの利用も頭をよぎったが、到着時間を考慮すると、機内では休まずに映画鑑賞などをして過ごした方が、クアラルンプール到着後、ぐっすり休めるだろうということでエコノミークラスを選択。
乗り継ぎの乗客を待つため、15分出発時刻が遅れる旨の連絡が入る。その乗客の乗り継ぎが予想よりスムーズにいったのか、17時35分に飛行機は動き始め、その15分後に離陸。
オンラインチェックイン時、非常口近くの座席を指定することができたので、こちらを選択。前の座席がないので、足下のスペースがゆったりと確保されている。もちろん、緊急時には、避難のサポートをすることが前提となっている。
年が変わり、年末年始の航空需要が落ち着いた時期なのか、航空券も割安かつエコノミークラスの座席には空席も目立つ。エコノミークラスの座席は2つの通路を挟んで3-3-3席の配列だが、隣の2席は空席だった。
エコノミークラスで最高の機内食
今回のフライトでは食事の事前オーダーで、シーフードメニューを選択。年が明けてから胃の調子があまり思わしくないので、肉類よりも少し軽めに食事を済ませよう。何かの白身魚が提供されるかと予想していたら、運ばれて来たのはサーモン。サーモンラバーにとってはこの上ない喜び。
このサーモンが目に入らぬかという存在感。ターメリックで色付けされたお米とサーモンのピンク色の対比、そのサーモンの中央にはキヌアと黒コショウで飾り付けがされているという盛り付け。食欲がそそられる。お米のように見えた黄色い付け合わせは実はパスタだった。
メインのサーモンもさることながら、イカと貝柱、ゴボウのサラダの副菜もあっさりとした味わいでスターターとしては申し分なし。
ANAのエコノミークラスで食べた機内食の中では、一番おいしい食事だった。さらに、ハーゲンダッツのアイスクリームがデザートに提供され、大満足の機内食として記憶に刻まれる。
鑑賞した映画は3本!
機内で眠りに落ちぬようにエンターテイメントを楽しもう。まずは、ドキュメンタリー「Geoff McFetridge:Drawing a Life」に始まり、続けてフランス語の映画「And the Birds Rained Down」 フランス語の勉強が思い通りに進まないので、時折こうしてフラ語の映画を観てはモチベーションを上げる。この映画には、年を重ねた時にどのように生きていきたいかを考えさせられた。最後に日本映画「ほつれる」を鑑賞。東京弁の夫婦の会話に妙に同じ日本語でもこれだけ方言が違えば、コミュニケーションのテンポが変わるものなのかと感じた。
映画鑑賞中に夜食が提供され、こちらもシーフードのサンドウィッチを頂く。満足な食事に、機内エンターテイメントで3本の映画鑑賞と、充実した時間を機内で過ごすことができた。その間に、飛行機は順調に航路を進み、予定時刻どおりクアラルンプールに到着。
2,341ANAマイルを獲得
今回の成田~クアラルンプール、エコノミークラス(W)ではボーナスマイルも含めて2,341マイルを獲得。ANA便なので、別途2,508プレミアムポイントも同時に加算された。