海外在住者の日本での買い出し

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新しい国に赴任する際は、洋服や靴、その他もろもろ身の回りの物があるため、日本食を荷物につけ込む余地はほとんど残されていない。しかし、一時帰国の場合、持ち運ぶ荷物はそれほどないので、スーツケース一杯に思う存分、日本食を詰め込める。海外在住者が日本へ一時帰国した際に、買い出すものとは。

醤油

もはや世界中どこにいても手に入る醤油。しかし、ちょっとこだわりのある醤油はまだまだ入手できない。簡単な料理でも醤油が美味しければ、それなりに味が締まる。ヒガシマルの牡蠣だし醤油はスペースが許すなら何本でも持って帰りたい一品。

コロンビアはレモンが安く手に入るので、醤油と混ぜることも可能だが、せっかくなので日本の旅先で見つけたかぼす醤油も購入。

醤油と言えばキッコーマンは外せないので、有機しょうゆもラインナップに加える。

コロンビアでもキッコーマンの醤油は購入できるが、種類は限定されていてる。日本でもさまざまな種類のオリーブオイルが販売されるようになったみたいに、海外で購入できる醤油の種類にも広がりが生まれて欲しい。

だし

だしが美味しければどんな料理もある程度は様になると素人ながらに思う。本だしはコロンビアのスーパーでも見かけるが、茅乃舎が起こしただしブームはまだまだ届いていない。

今回の滞在中、残念ながら茅乃舎に足を運ぶ機会を逸してしまい、その代わりといってはなんだが、久世福商店のだしを初めて購入。

だしの中で意外と重宝するのがガラスープ。これはあまり海外で見かけることはなく、ちょっと日本食から中華風に心移りしたいときに活用。

乾物

コロンビアの食生活で不足しているのではないかと思うのがミネラル。コロンビアでは海藻を食べる習慣はゼロ。むしろ、そんなものを食べるのかと驚かれるくらい。従って、海藻が売られているのを見かけたことはない。

昆布、ひじき、わかめの海藻の最強トリオ。

キノコ類に関しては、コロンビアでエリンギは売られていて、お値段は日本の3,4倍はする高級食材扱い。椎茸は目にしたことがないので、これも買い出しリストに加わる。

乾物の利点は、消費期限が長いことに加え、何より軽い。スーツケースに詰め込むと、ついつい重量オーバーしてしまうこともあるので、軽量さは持って帰るのに魅力的。海苔や鰹節も購入。

さらに、乾物コーナーで目に付いた切干大根と高野豆腐も加える。コロンビアは野菜の種類はそこそこ豊富だが、まだ大根に遭遇したことはない。豆腐もスーパーではまだまだ見かけないので、買い出しリスト入り。

お茶

コーヒー大国コロンビアでも緑茶が売られているが、どうもしっくりこない味。食事のときは、ジュースよりもお茶の方がしっくりくるし、たまにはコーヒー以外にお茶が飲みたくなるときもあるので、あれこれチョイス。

麺類

ちょっと体調がすぐれないとき、あっさりとした食事を済ませたいのに、こってりした肉々しいコロンビア料理に胃が疲れることも多々。こんなとき、うどんがあればと何度思ったことか。

それ以来、うどんは買い出しリストの上位に。

また、海外に住んでいると時折、無性に食べたくなるのがお蕎麦。そば粉を使う食文化は意外と少なく、フランスやブータンくらいしか聞かない。青ネギはコロンビアでも手に入るので、これでざるそばを楽しむ。

カレー

寿司・天ぷら、ラーメンに続く世界に知られるべき日本食はカレーだと個人的に思う。カレーそのものの起源は日本でないにしても、日本のカレーはこれまで住んだラテンアメリカで友人や同僚に振舞ったらかなり好評で、おかわりを求める人がいたくらい。

コロンビア人をおもてなししたことはまだないが、コロナ禍も落ち着きをみせてきており、いつか食事に招待するときのためにいくつかの種類を購入。コロンビア人も、ターメリックやクミンをスープに使うことはよくあるので、日本カレーがコロンビアでも気に入られることは間違いないはずだ。

ごま油

よくサラダを食べるが、オリーブオイルやココナッツオイルばかりでは、飽きてしまうことがある。ゴマ油があればちょっとパンチが効いて、料理もおいしくなるのにと思うが、コロンビアでは見かけない。環境にはちょっと配慮が欠けるが、持ち運びやすいプラ容器に入ったごま油を発見。これでサラダのドレッシングのバリエーションが増えそう。

おたふくソース

電気フライヤーを使うと、油を使用しないのでヘルシーだが、やっぱり味気無さは否めない。そんなときにはやっぱりおたふくソース。このソースはもっと世界的に認知されてもいいはず。コロンビアは揚げ物文化なので、このソースも受け入れられるに違いない。

米類

いくらもちっとした日本米が恋しくなるからといって、お米そのものを運ぶと荷物が重たくなってしまう。

コロンビアのお米は味気はあまりないので、穀米を混ぜるとどうなるか試してみよう。

ちょっと小腹が空いたけど、食べ物がない。コンビニがないコロンビアではそんな時の空腹感が満たされないことがしばし。お餅さえあれば、コンビニでおにぎりを買うように、ちょっとした小腹の空腹も満たされるはずだ。

ぬかどこ

きゅうりやなす、ニンジンなどはコロンビアでも簡単に手に入るので、お漬物をつくるべく無印良品でぬかどこを購入。

税関で引っかかったらどうしようとも考えたが、パッケージにNuka Paste For Picklingと表記されているので、Nuka知らないの?で押し通せるはず。

コロンビア野菜でどのようなぬか漬けができるか楽しみだ。

コロンビアでは日本食はそれほど手に入りやすくはない。こういう事情を考慮するとやっぱり日本に帰国した際には、手に入らないものを中心に買い出しリストを作成して購入することになる。

醤油やだしなどこだわりを捨てればよいものもあるが、やはり食事は生活の中でのプライオリティが高いのでこだわりを持つことにする。

一方、コロンビアでは手に入らないであろうごま油やおたふくソースの加入で、食生活が豊かになりそうだ。

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