満点の星空を楽しむニュージーランド南島テカポ湖でまさかの大荒れの天気

ニュージーランド

クライストチャーチを出発したニュージーランド南島ドライブ旅の次の目的地はテカポ湖。ここは世界でも有数の美しい星空の見えるスポットとして名高い。以前にこの地を訪れた職場の同僚は、あれほど星に満ち溢れた夜空はいままで見たことがない!とテカポ湖を訪れることを薦めてくれたものの、そこで待っていたのはまさかの大荒れの空模様。天気に恵まれなかったテカポ湖での滞在の話。

チェックインまで温水プール

クライストチャーチではがっつり観光はせずに街歩きを少々楽しんだ程度だったので、旅のテンションを上げて色々なところを巡ろうと思いながらテカポ湖にたどり着いたものの、あいにくの空模様。それでも乳白色の湖の美しさに見とれる。

ゲストハウスのチェックインまで時間があるので、それまでTekapo Springs という温水プールで時間をつぶしながら、ドライブ旅の疲れを癒す。

入場料は37NZドル(約3,300円)、サウナ入場料は別途10NZドル(約900円) 当日の午後の天気をチェックすると、曇り空から雨模様になる予想だったので、街歩きはあきらめてこの温水プールでのんびり過ごすべく、マッサージも受けよう。午後は予約で埋まっており、最終の18時から1時間のコースを申し込む。マッサージを受けると温水プールの入場料が26NZドルに割引されるようだ。サウナの利用も併せて188NZドル(約17,000円)

温水プール内は水着の着用が義務付けられており、レンタルも可能。宿泊施設にチェックインを済ませていなかったので、パスポートが手元にあり、ロッカーに保管するため、3時間で3NZドルの有料ロッカーを使用。ロッカーの仕様には現金の硬貨が必要だが、受付でカード払い硬貨を受け取れる。

温水プールの水温は37度、38度と熱いお湯ではなく少々ぬるま湯程度。曇空のうちはまだよかったものの、雨が降り出してからは、お湯につかっていても肌寒さを感じるほど。

冷えた体はサウナで温める。サウナ利用者はリストバンドがまかれ、そこに表示された暗証番号で電子キーを解錠してサウナに入室する仕組み。サウナ→外気に触れる→サウナと”整う”までリラックス。平日の午後なので混雑はしておらず、さらに天気もよろしくないということも影響しているのだろう。プールの向こう側にテカポ湖を眺めることができるロケーションで、好天の場合は、夜にプールに浸かりながら天体観測を楽しむこともできるそうだ。

体も温まったところで、一旦退場してゲストハウスへ向かいチェックイン。雨足も強まり外に出かける意欲が完全に失われ、そもまま部屋で休憩。18時からのマッサージに行くのも億劫になってきたが、支払いを済ませているので、再び温水プールへ。

再入場の際にも、プールやサウナは利用可能だったので、マッサージの前にもう一度サウナで体を温める。

予約した1時間のスウェディッシュマッサージは、運転で疲れた腰や背中を重点的にほぐしてもらう。この先ドライブするごとにマッサージを受けていたら、それだけでもかなりの費用になりそうだが、それでもサウナ、温水プールとの相乗効果もあり、体の疲れは一気に取れたような気がする。

星空はお預け

テカポ湖では様々な星空観察ツアーが組まれている

テカポ湖周辺には世界最南端のマウントジョン天文台が設置されており、その美しい星空は訪問者を魅了し、現地で様々な星空観察ツアーも組まれている。

しかし、この日の空模様は星が1つも見えないどころか、強風が吹き荒れる大荒れの天気。残念ながら滞在は1日しか予定していなかったので、星空観測はお預け。今回は運がなかったということ。

2日目も天気は回復せず、厚い雲に覆われたテカポ湖 

テカポ湖のシンボルの1つ、善き羊飼いの教会

翌日、天気が少し回復していることを期待したが、予報通りの曇空。さっさと次の目的地まで移動することも考えたが、せっかくなので、少しはテカポ湖の名所も巡ることに。

善き羊飼いの教会は、こじんまりした小さな建物で、テカポ湖の傍に立つ。中には入れなかったが、湖に面して窓が大きく取られており、内部からはテカポ湖と山々の美しい景色が見渡せるのだろうと想像。

晴天の日には、テカポ湖が一層映えるのだろうけれども、悪天候でもその湖の美しさは十分に感じることができた。週間天気予報をチェックしても、天候が回復する見通しはなさそうだったので、ここは潔く、次の目的地に。天気ばかりはどうにもコントロールできないので、テカポ湖での天体観測は次回の旅まで取っておこう。

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