22時間の乗り継ぎ時間をどう過ごす?ターキッシュエアラインズでイスタンブール乗り換え

フライト

ターキッシュエアラインズを利用して日本から赴任地のベネズエラへ戻る道中、中継地のイスタンブールでのトランジット。20時間を超える乗り継ぎの待ち時間をどのように過ごすか。今回で3回目となるイスタンブールでの長時間の乗り換え時間は、ターキッシュエアラインズのトランジットホテルサービスを利用してホテルで休むの一択になりつつある。今回のホテルステイについて紹介する話。

予定時刻前の到着で、乗り継ぎ時間がさらに長く

ターキッシュエアラインズのホテルデスク

大阪からイスタンブールのフライトは、到着予定時刻の午前5時40分より1時間以上も早くイスタンブール国際空港に到着。おかげで次便のイスタンブールからベネズエラ・カラカスまでの便までの待ち時間が約22時間。今回で3度目となるターキッシュエアラインズの長時間のトランジット。

時間の潰しかたは主に3つ。1つ目は、空港にそのまま滞在。2つ目はターキッシュエアウェイズが提供するイスタンブールシティツアーに参加、3つ目は、同じくターキッシュエアラインズが提供するトランジットホテル。

ベネズエラまでの道中はまだ半分といったところなので、体力温存のために迷わずホテルステイ。到着してから、巨大なイスタンブール国際空港内を移動して、入国審査を通過して到着出口まで。

午前5時過ぎに、ターキッシュエアラインズのホテルデスクに到着。当初のフライトの到着予定時間よりまだ早い!素晴らしい。しかし、あまりの早朝のせいか、他にこのトランジットホテルサービスを利用する乗り継ぎ客が辺りに見当たらない。これまでの経験上、ある程度の人数が揃ったら、まとめてシャトルバスでホテルまで送迎というのがお決まりのパターンなので、他の利用客が来るまで待つ覚悟を強いられるだろうと予測。

30分ほど待機したが、他の利用客は現れず、そのまま名前を呼ばれシャトルバスまで案内される。案内役の係員は、一見とてもクールそうで、コミュニケーションは最小限に止めそうな印象だったが、日本から来たことが分かると、親戚が名古屋に住んでいるとインスタの写真や動画を色々と見せてくれ、とてもフレンドリーにバス乗り場まで誘導してくれた。

5時43分、イスタンブール国際空港からホテルに向けて出発。他に利用客はおらず、シャトルバスは完全貸し切り状態。ターキッシュエアラインズの無料のサービスとは言え、贅沢な気分。

気温は11度と、冬支度。居住するベネズエラでは冬服が不要な地域に住んでいるので、寒さが堪える。

気になるホテルのクオリティは?

ターキッシュエアラインズのトランジットホテルサービスを利用するのは今回が三回目。以前のステイの記録は次の通り。

最初にホテルステイを利用した時に手配されたホテルは、トルコローカルの5つ星で、サウナ、プールが整備さえていて、充実したステイを送れ、2度目はヒルトン系列のホテルを手配されたが、期待値が高まっていたせいか、設備面で1回目のステイより見劣りしてしまい、若干期待外れ感が否めなかった。

今回は飛行機が早く到着したことで、ステイ時間もそれだけ伸びたので、ホテルステイを十分に満喫するためにも、設備の充実した場所が手配されることに期待。

早朝のせいか、土曜日でも渋滞もなく空港から40分ほどでホテルに到着。手配されたのはRAMADA ENCOREホテル。聞きなれない名前だが、ホテルのサービスはいかほどに。

ホテルの客室

ホテルにチェックイン時、朝食と昼食のサービスが含まれており、空港までの送迎シャトルバスは午後10時ホテルから出発と案内される。ストレッチもかねて、ジムで軽く運動しようと思ったが、現在工事中とのこと。それでも利用できるかもしれないから、直接ジムに行ってみてと適当なフロントの案内。残念ながらサウナ・プールは無し。

ひとまず部屋にチェックイン。広さは申し分なく、荷物も十分に広げられる。同じフロアにあったジムへ。作業員がテレビの配線のメンテナンス工事をしている最中だったが、ジムを使用してもOKということで、少し体を動かす。

ホテルのジム

ジムは最小限の器具とドライバーが放置された卓球台があるのみ。トレッドミルで少し歩いて血流をよくして運動終了。部屋でシャワーを浴びたら、朝食のバイキング会場へ。

朝食のバイキングでトルコ料理を味わい尽くす

朝食のバイキング

朝食のバイキングは7時からということで、20分ほど過ぎたころにレストランに向かうと、このホテルにこんなに宿泊客がいたのかと驚かされるくらい、ほぼ全てのテーブルが埋まっている。しかも、高校生の修学旅行のような団体で、朝から若さ溢れるエネルギーで賑やか。若干、カオス状態。

テーブルを一席片付けてもらい、何とか場所を確保して朝ごはん。

トルコらしい朝ごはんに

ジムの設備はいまいちで、かつこのレストランのカオス状態はいただけないホテルだが、朝食のバイキングのメニューはトルコ料理も豊富に準備され、テンションが上がる。

色々選んでいるうちに、騒がしい団体の若者たちは朝食を終えたようで、レストランには静けさが訪れる。

トルコ料理は、思いのほかパンやチーズがなかなかのお味。種類も豊富であれこれ食べてみたくなる。お腹が一杯になったら部屋に戻り、ベッドで休む。

最悪、昼ご飯を逃さないように、午後1時にアラームをかけておいたが、それよりも前に、3時間ほど睡眠を取ったっ時点で目が覚めた。しばらくベッドでゴロゴロ。

ホテルのレストラン

朝食時に遭遇した賑やかな学生の団体を避けるべく、昼食は12時からのサービススタートだったが、午後1時にレストランへ向かう。朝の光景とは打って変わって、ほとんど利用客はおらず、数名の中国人のグループが大声で話しているのが気になったくらい。

利用客が少ないせいなのか、昼食はバイキング形式ではなく、定食のような形で配膳してくれるという。

昼食のメニュー

本日のランチメニューは、スープ、サラダ、メインは鶏肉とフライドポテトにご飯。あまりトルコ料理らしさが感じられず残念だが、これもターキッシュエアラインズのトランジットホテルサービスに含まれている無料の食事なので、辛口のコメントは控えておこう。味は、可も不可もなくといったところ。

eSIMとUberを駆使して街へ

イスタンブールの市街

昼食後、体内時計はまだ日本時間のままなので、夜を迎えようとしていることろだが、あまり眠気に襲われず。今回は、ここまでの大阪からイスタンブールのフライトで十分な睡眠がとれたのが奏功したのかもしれない。眠くないとなると、暇を持て余してしまう。残念ながら、このホテルにはゆっくりとリラックスするためのプールやサウナはなく、手持ち無沙汰。

地図でホテルの所在地をチェックしたが、イスタンブールの中心地まではかなり離れている。それでも時間は十分にあるので、タクシーを利用して、少し街歩きをして戻ってこよう。

街中の無料Wi-Fiがどれくらい整備されているのか不明だったので、帰りのタクシーをウーバーで呼べるようにeSIMを購入。Globalyoとあまり聞きなれない会社のサービスだったが、500MBの1日有効プランが0.99米ドル(=約150円)と格安だったのが決め手に。

使用には全く問題はなく、ホテルからウーバーを呼んでイスタンブールの中心地へ。週末の午後というせいか、渋滞に捕まり1時間以上も時間を要してしまった。その間に、携帯をいじっていると残りのバッテリーがわずかになってしまったので、街歩きの写真を撮ることはあきらめて、ホテルまで帰るためのウーバーを呼ぶまでバッテリーの消耗を極力抑える。

ブルーモスクなどの名所は以前に訪れたことがあったので、その他の中心地の街歩きをしながら、日光を浴びて時差ボケ調整も兼ねる。カフェでトルコティーを味わいながら、行き交う人を観察して時間を過ごす。ハマムに行こうか迷ったが、帰りも渋滞にはまる可能性を考慮すると、夕方前にホテルに戻るのが賢明と判断して断念。

携帯の充電はなんとか持ってくれたので、無事にウーバーを呼ぶことができたが、運転手の携帯の充電が道中で切れたため、結局タクシーのメーターを使用することになったというオチ。

ウーバーと比較して料金が高額になるかと心配になったが、往路とそれほど料金は変わらず。無事にホテルに戻ってこれた。

送迎バスは定刻通り

イスタンブール国際空港までのシャトルバス

イスタンブール国際空港までのシャトルバスは午後10時、ホテルから出発ということで、15分前にチェックアウトを済ませるためにロビーに降りると、すでにシャトルバスの姿が。

点呼した様子はなかったが、利用客全員がバスに乗り込んだのを確認できたのか、予定より早く午後9時52分に出発。

途中、シェラトンホテルで別の乗客を乗せて先に進む。午後10時50分にイスタンブール国際空港着。

3度目となったターキッシュエアラインズのトランジットホテルサービス。正直、ホテルのランクは今までの中では一番低かったと言わざるを得ないが、それでも22時間の乗り継ぎ時間を、ホテルのベッドで仮眠を取ったり、ジムで運動したりして過ごし、イスタンブール中心地まで街歩きも楽しめた上、食事も2回付いてきたのでよしとしよう。

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