コロンビアで家探し(3)

生活

目星を付けているアパートのオーナーとの最後の連絡から1カ月近くが経ってしまった。もうしばらくは事態を静観するしかないか。ともなると、このままAirbnbでの滞在を継続するか、それとも別の住居を見つけるかの選択が必要になる。

FBで物件発見

ネットでリサーチを再開するも目新しい物件はなし。Airbnb延長以外の選択肢はないかと思いきや、同僚から物件情報が寄せられた。なんでもフェイスブックに投稿された情報らしい。最近、ほとんどログインしていなかった。フェイスブックもまだまだ家探しに使えるのか。

家探しの条件

  • セキュリティ
  • マンション できれば5階以上
  • 眺望(テレワークで家にいる時間が長くなるため)
  • 間取り 2LDK
  • 家賃

このうち、2つくらいしか満たしていない。おまけに住みたいエリアの隣の地区。ということは職場まで少し遠くなるが、しばらくテレワークも継続されそうなので、それほど問題にはならないだろう。オーナーからの応答も早く、3日後に内見の約束を取ってくれた。

パティオに高い天井、網戸まで

玄関を抜けてから中庭までの通路には緑が並ぶ

コロニアル建築が残るエリアには、平屋の家が軒を連ね、空が広く感じられる。道路が石畳ならばさらに風情豊かになるが、ないものねだりは禁物だ。約束の時間通りにアパートを訪れると、オーナーが快く迎え入れてくれた。

2階建ての家を5つのアパートに分譲しているようで、入り口を潜り抜けると、小さいながらもパティオの空間が広がっていた。スペイン建築では一般的な様式だが、中庭のある家は憧れでもある。俄然期待値が上がる。

上り下りが楽しくなりそうな階段

色使いが目を引くタイルが敷かれた階段を上がると部屋に到着。スタジオタイプで、キッチンとベッド、トイレ―、シャワーのシンプルな構造。しかし、天井は優に5メートルはあるのではないか。この高さ故、スタジオタイプの部屋でも狭苦しさを全く感じない。おまけに部屋は通りとは逆方向に面しており、ベランダからは緑の眺望。ベランダの扉には、海外では珍しい網戸まで設置されている。

3か月からの賃貸契約でもOK

家の条件であるマンション、間取り2LDKというのは満たしていないが、パティオと緑の眺望で帳消し。

コロンビアでは賃貸契約は1年からというのが一般的だが、この物件は3カ月から契約可能とのことだ。おまけに外国人も対象にしているため、書類手続きは至って簡素。ID、収入証明書、銀行口座取引履歴だけ。素晴らしい。オーナーも感じのよい人だ。

気になる家賃は1,280,000ペソ(=約3万7,000円)。これまでの人生で10軒ほどの家に住んだが、東京での社宅1万円、南アフリカでのルームシェア2万5000円に次ぐ安さ。本命はあくまで5つの条件を満たすアパートに据え置き、交渉が成立するまで、一旦、このアパートに身を寄せるという戦略も悪くはない。

おまけにこの地区には、レストランやホステルも数多くあり、観光スポットだ。しばらく、この地区のリサーチもかねて、拠点を置いてみる選択肢が浮上してきた。

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