ベネズエラから日本への一時帰国。イスタンブールでの長時間のトランジットはホテルステイで過ごした後、イスタンブールから大阪・関西国際空港に向かう便に搭乗。
イスタンブールのターキッシュエアラインズのラウンジや機内食を始め、既に発券された搭乗券の座席変更のヒントなどを紹介する話。
無料で座席変更に成功
ホテルステイを終えて再びイスタンブール空港へ出戻り。ふと、イスタンブールから大阪までの便の搭乗券に目をやると、3列席の真ん中の席となっていることに気付く。ベネズエラでチェックインした際に、通路側の希望を伝え忘れていた。
既に搭乗券が発行されているので変更できるか不明だが、ひとまずはチェックインカウンターで尋ねて、多少コストがかかったとしても、通路側の席に替えてもらおう。
チェックインカウンター付近にいたターキッシュエアラインズの職員に、座席変更の希望を伝えると、チェックインカウンターでは手続きできないので、出国審査を通過した後にあるターキッシュエアラインズの窓口で尋ねるように指示される。
出国審査の場所の後にそのような窓口が存在していたか記憶は全くないが、ひとまず言われるままに出国審査を通過して、その窓口を探す。
これまでに何度かラウンジの入り口と勘違いしていた場所くらいしか、ターキッシュエアラインズの窓口らしきものが見当たらない。
とりあえず、入り口のデスクにいた職員に、ここで座席変更ができるか確認すると、手際よく手続きをしてくれて無事に完了。おまけに座席変更手数料もかからないといううれしいおまけ付き。
座席変更された新しい搭乗券は発行されず、手書きで座席変更されたのみ。紙の節約という面では環境には優しいが、この手書きの変更が有効になるのか一抹の不安が残る。
ターキッシュエアラインズラウンジでリラックス
搭乗するのはエコノミークラスだが、スターアライアンスゴールドの資格を利用してターキッシュエアラインズのラウンジへ。
日本国内のANAのラウンジを除いては、ここのラウンジの利用歴が一番多いのではないかと思うくらい、これまでに何度も訪れている。
ラウンジに入室したらまずは荷物をロッカーに。この透明なロッカーの列を見ると、イスタンブールにいることを実感させられる。以前は、番号で鍵がかかるシステムだったが、指紋認証に変更されていた。暗証番号を覚えておく必要もない上、6回ほど指定の場所を押せば鍵がかかるのでとっても簡単。
荷物を預けたら、シャワーデスクに向かい受付。1時間ほどの待ち時間のよう。その間に、ラウンジ飯を夕食に。ラウンジ飯といっても、このターキッシュエアラインズのイスタンブール空港のラウンジは、お膝元ということもあり、その種類、調理のプレゼンテーション、軽食からメイン、デザートまで申し分のないラインナップ。
飛行機でも機内食が提供されるので、野菜を中心にピックアップ。トルコ料理は、いつか料理教室で学んでみたいと思わせるくらいのバリエーション、野菜が豊富なメニューが多いので、このラウンジでの食事は毎回の楽しみ。
食事を終える頃に、シャワーの順番が回ってきたので、体をさっぱりさせて搭乗に向かう。
トルコ時間は深夜を回り、トロリーケースを引いて搭乗口に向かう気力も失われつつあるので、カートを利用。以前は、無秩序に放置されたカートを見つけて、荷物を載せて搭乗口まで向かい、その付近に放置していたが、デポジット制に切り替わっていた。
クレジットカードで支払いをすると、返却時に現金で戻ってくる仕組み。デポジット料金は1ユーロ(=約160円)。
乗り継ぎ便は定時出発
ターキッシュエアラインズのイスタンブールから大阪のフライトスケジュールは午前2時15分イスタンブール発、午後6時55分関西国際空港着の10時間40分の飛行時間。使用機材はボーイング787-9
この便は、ベネズエラ赴任時に搭乗した大阪~イスタンブールの折り返しとなる。
午前1時35分、搭乗開始。すでに搭乗口には長蛇の列。ここもスターアライアンスゴールドの恩恵を享受して、優先搭乗で行列を避けて機内へ。
エコノミークラスは3-3-3の配席。搭乗率はほぼ100%に近い。通路先の席に変更しておいて正解だった。おまけに隣の席は空席。その隣もしばらく乗客が搭乗してこなかったので
3席を使用してこの長時間フライトを横になって過ごせると期待したが、間もなく乗客が現れ、その希望が打ち砕かれる。
午前2時13分、飛行機はプッシュバックが開始され、2時32分に離陸。カラカスからイスタンブール便とは異なり、乗り継ぎ便は定時運行で出発。
睡眠 vs 食事
離陸から1時間ほどで最初の機内食サービス。トルコ時刻では午前4時に近い。ラウンジで “夕食” を頂いたので、それほど空腹感もなく、機内食をパスするという選択肢も頭を駆け巡ったが、ターキッシュエアラインズの機内食、その上、イスタンブール発の便となると、そのケータリングサービスのレベルにも期待が高まる。
すでに一部の乗客は熟睡モードに入っていたが、時差ぼけ調整の為にも、機内食を頂いてしばらく消化が進むまで起きておこう。
肉は胃に負担がかかるのでパスタを選択。クリームベースだが、重ったるい印象もなく、軽く召し上がることができた。デザートのイチジクとチョコレートムースが絶品。少し迷ったが、やはりターキッシュエアラインズ。機内食を頂かないわけにはいかない。
2度目の機内食サービスは着陸2時間ほど前にスタート。朝食のメニュー。オムレツは食感が抜群な上、ほうれん草のキッシュも機内食とは思えない、サクサクとした歯ごたえが申し分ない。ヨーグルトも甘味より酸味のパンチが効いていて、目覚めには十分。
機内でゆっくりと睡眠を取って休むか、機内食を楽しむかという選択肢を迫られると、ターキッシュエアラインズの場合は後者に軍配。
映画2本鑑賞して過ごす機内
トルコ時間の午後に6時間ほど睡眠を取っとは言え、機内食の後は少し眠気に襲われ、2時間半ほど睡眠。着陸直前にも30分ほど寝落ち。
それ以外の時間は機内エンターテイメントで映画、「Falling Into Place」 と「Bob Marley: One Love」の2本を鑑賞。
機内で快適に過ごすために配布されたアメニティは、カラカスからイスタンブール便は、ポーチにトルコの観光スポットが描かれていて、お土産にも最適なデザインだったが、イスタンブールから大阪の便では無地のポーチ。内容はアイテム自体は同じだが、リップクリームのブランドが変わっていた。
日本時刻18時35分、定刻より少し早く関西国際空港に着陸。乗客のは大半が日本人のせいか、カラカスからイスタンブールの便とは違い、シートベルトサインが消灯するまで、乗客が誰一人として立ち上がることなく、機内は規律が保たれていた。
ANA2,821マイルを獲得
ターキッシュエアラインズはANAと同じスターアライアンス加盟社なので、今回のイスタンブールから大阪までのエコノミー・Tクラスの利用で2,821マイルを獲得。カラカスからイスタンブールの3,021マイルを合わせて、今回の南米から日本までの移動で合計5,842マイルが加算され、夢のマイルでファーストクラスにまた一歩前進。