家族を連れてのハワイへの旅行は、ANAを利用して成田国際空港からダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)まで。ハワイ便に配置されたエアバス380のフライングホヌのプレミアムエコノミークラスの搭乗記。
フライングホヌ(Flying HONU)は2階建て、520席の超大型機
ANAのハワイ路線に配置されているエアバス380のFlying HONU(フライングホヌ)は、2階建ての総座席数520席の超大型機。NH182便のフライトスケジュールは、成田21時15分発、ホノルルには同日の9時15分着、飛行時間は7時間。
搭乗前に家族一同呼び出しがかかり搭乗口へ。伊丹空港から乗り継いだせいなのか、再びパスポートをチェックされる。特に問題はなかったようで、そのまま搭乗。
フライングホヌは2階にファースト、ビジネス、プレミアムエコノミーがそれぞれ配席され、1階はエコノミークラスとなっている。搭乗するボーディングブリッジで1階と2階に分かれるようで、機内に入ったときには2階に着いたという感覚はなかった。
プレミアムエコノミーは2-3-2の配席で、フライングホヌには73席あるが、真ん中の列の3席はほぼ空席。円安のせいか?もはやハワイ路線は人気ではないのか?あるいは、年末の繁忙期前の閑散期ということなのか。
21時04分にドアが閉まり、21時13分にプッシュバックが始まる。なんという定時運行。素晴らしいANAのコミットメント。一本目の映画「Sing Sing」を楽しもうと思ったのに、離陸して間もなく睡魔に襲われそのまま夢の世界へ。
機内食は事前オーダーでシーフードミール
夜の便ということで、夕食の機内食は肉を避けるべく、事前にシーフードメニューをオーダー。離陸してから1時間ほどすると、機内食のサービスがスタート。
丸みを帯びたサーモンの前菜に目を奪われる。サーモンラバーとしては、これが主役でも十分なくらい。サーモンはコーンサラダを包んでおり、コーンはあまり好みではないが、このサラダは食べやすく、スモークサーモンの塩気とぴったり。添えられたブロッコリーは半冷凍のままだったのが残念。
前菜のサーモンだけで十分満足。メインはその満足度を超えることはできなかった。魚とトマトソースの相性は悪くはなかったが、ケチャップライスのようなご飯が、ちょっとチープな印象を与える。
機内食あるある疑問の、ご飯があるのにパンいります?問題がここでも。
ANAの機内食のデザートといえば、ハーゲンダッツ。真ん中の3席を挟んだ向こう側2席の乗客は食事の配膳とともにアイスクリームが配られていたが、こちらの列にはまだ届けられていない。食事も済んだので、お皿を引き上げてもらう際に、アイスクリームを注文。
すると、キャビンアテンドの方が、「申し訳ありません。アイスクリームのサービスを忘れておりました」と、わざわざ丁寧に説明してくれた。忘れていようがいまいが、結局のところ手元にアイスがくれば何の問題もない。
着陸まで1時間ほど残した時間帯に、チョコレートのサービス。朝というのに、なぜか無性にシャンペンが飲みたくなり、チョコレートのお供に頂く。
さらに朝ごはんのサンドウィッチも配膳される。環境に配慮してカトラリーがプラスティック製から木製になっていたのがポイント高し。企業としての取り組みを評価。
着陸直前に機内はレインボーカラーに
夜の便なので夕食の機内食を食べた後、3時間ほど就寝。映画「大いなる不在」は、眠気に勝てず、鑑賞できたのは中盤くらいまで。機内スクリーンの画質がよいので、もっと映画を楽しみたいところだったが、夜便&時差ぼけ防止のため睡眠を優先。
暗闇の中を出発したフラインホヌの窓の外には、いつのまにか朝日が差し込み。時差の都合上、出発日の朝に時間が逆戻りしたような形になる。
着陸が近づくと、機内は虹色の照明に彩られる。他のどの航空会社でも体験したことない演出に、ちょっぴり幸せな気分にしてもらえた気がした。
ハワイの現地時間9時15分に着陸。電車のサービスのような定時着陸に拍手。
7時間という中距離のフライトだったが、プレミアムエコノミーの座席は座り心地がよく、そのせいか文字通り寝落ちしてしまった。
化粧ポーチのアメニティの配布はないが、その代わりにエコバックがプレミアムエコノミークラスの乗客に配布される。このエコバック、後々ハワイ滞在中に大活躍することになる。
ANAマイル3,753マイルを獲得
今回の成田~ホノルルまで、プレミアムエコノミークラスで獲得したANAマイルは、ボーナスも含めて3,753マイル マイルで夢のファーストクラスにまた一歩前進